プロフィール


馬淵元子   Motoko Mabuchi(ソプラノ)

 

東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程にて音楽学(西洋音楽史)を修了、ローベルト・シューマン研究にて学位を取得。在学中より声楽を始める。2003~2006年ウィーンに留学、宮廷歌手ミルカーナ・ニコロヴァのもと研鑽を積む。帰国後、シューマンの《女の愛と生涯》Op.42、重唱曲集《スペインの歌芝居》Op.74、イタリア・バロック二重唱など、ソロ・アンサンブルで数々の公演に出演。

2020年よりドイツリートを中心にした自主企画の歌曲コンサートシリーズを開始。記事発信(とりのうた通信 https://note.com/vogelsang8)と併せて、歌曲の魅力を伝える活動を行っている。2022年には五反田文化センター音楽ホールにて、鍵盤楽器奏者 武久源造氏の歌曲作品を演奏、好評を博した。

ドイツリートではシューベルト、シューマン、ヴォルフを軸にプログラムを組み、モダンピアノと並行して、フォルテピアノを用いたリート演奏にも積極的に取り組んでいる。近年はノルウェーの作曲家グリーグの歌曲作品にもレパートリーを広げ、いずれも透明感のある歌声で定評を得ている。 

音楽学を土田英三郎、ピアノを加納悟郎、森安耀子、竹尾聆子、声楽を篠崎義昭、誉田昭宏、ミルカーナ・ニコロヴァの各氏に師事。各種講習会等にてクラウディオ・カヴィーナ、グンドゥラ・ヤノヴィッツ、フルーデ・ウルセン、木島千夏、小森輝彦の各氏のクラスを受講した。

日本グリーグ協会演奏家会員。


◆過去の演奏から

 

Soprano: 馬淵元子 Motoko Mabuchi

Piano: 林貴美子 Kimiko Hayashi

Live from:   大田区民プラザ小ホール  Tokyo,  Feb.14. 2009

 

中田喜直作曲 

マチネ・ポエティクによる四つの歌曲   より

第2曲  さくら横ちょう(加藤周一作詩)